春の恵みをいただく!スカンポのきんぴら

こんにちは。

すっかり暖かくなりました。
ちょっと動けば汗ばむ陽気。
日中は半袖でも良いくらいです。

そろそろ山菜が伸びてきた頃かな?・・と思い、里山へ様子を見に行きました。
昨年は4月6日に行ったのですが、その時はもう誰かが山に入ってワラビを採った形跡があったんですよね~。

今年はだいぶ暖かいので、ちょっと早い気もしますが里山へ入りワラビを探しました。
ありましたよ~。

2021年わらび

ほんの一握りでしたが。
思った通り、今年は暖かいので成長が早いです。

ワラビも狙って行ったのですが、本命は「イタドリ」です。

イタドリってご存じですか?
よく山野や道端、土手などに生えているので見かけた事があるかもしれません。
これ、若い茎は食べられるんですよ。
育ち過ぎたのは容易には折れません。
若い茎は折ると「ポンっ」と良い音がするんです。

すいば

イタドリとかスイバとかスカンポ・・なんて言います。
わたしが子供の頃は「スカンポ」って呼んでいました。

食べられると言っても、下処理もせずに大量に食べるのは危険です!
この酸っぱさは「シュウ酸」で、アクの成分ですね。
結石なども気になりますし。
春先の山菜って、このシュウ酸を多く含んでいるので気を付けたいです。

イタドリ(酸模)の下処理

イタドリは皮を剥いてそのまま食べるとかなり酸っぱいです。
子供の頃は山道でスカンポを見つけると、その場でバナナみたいに皮を剥いてパクパク食べていましたね~。
シャキシャキとした食感と水分と酸っぱさが思い出されます。

健康面で悪影響も考えられるので、しっかりと下処理(アク抜き)をしてから食しましょう。

アク抜きの方法はいくつかあるみたいです。
母親は大量の塩で塩漬けにしてアク抜きをしていますが、わたしは茹でてアク抜きをします。

  1. イタドリの皮を剥きます。包丁の刃を引っかけて穂先へ向かってバナナの皮を剥く様にすれば綺麗に皮がむけます。適当な長さに切ります。
  2. お湯を沸かし、多めの塩を入れてイタドリを入れて色が変わるまでサッと茹でます。茹で過ぎると食感を損ないますのでほどほどに。
  3. ザルに上げて水に放ち、大き目な容器に水を張ってイタドリを入れて1晩置きます。その間、何度か水を替えます。

イタドリの下処理

イタドリは中が筒状になっいて、茹でている最中に中の空気がポンポン跳ねます。
ちょっと恐怖!
その跳ねた熱湯でやけどしない様に注意します。

春の恵みをいただく!スカンポのきんぴらに使った材料

スカンポのきんぴら材料

基本の材料は

  • スカンポ ・・・ 適量
  • 鷹の爪 ・・・ 1本
  • 鰹節 ・・・ 少々
  • ごま ・・・ 少々

シンプルにスカンポだけですが、鶏肉や油揚げなどと一緒に炒めても美味しそうですね。

春の恵みをいただく!スカンポのきんぴらで使った調味料

  • ごま油 ・・・ 少々
  • 料理酒 ・・・ 大さじ1
  • みりん ・・・ 大さじ2
  • しょうゆ ・・・ 大さじ3
  • 砂糖 ・・・ 大さじ1
  • 顆粒だし ・・・ 1/2袋

春の恵みをいただく!スカンポのきんぴらの作り方

  1. 鷹の爪は水かお湯で戻し、輪切りにします。
  2. スカンポは食べやすい大きさに切ります。
  3. フライパンにごま油を熱し、輪切りにした鷹の爪を焦げないように炒めます。
  4. スカンポを入れて炒めます。
  5. 顆粒だし、料理酒、みりん、砂糖、しょうゆで味付けし鰹節とごまを振って完成です。

春の恵みをいただく!スカンポのきんぴらの出来上がりと食べた感想★

スカンポのきんぴらの完成

見た目はアレですけど(笑)、なかなか美味しいですよ。
酸っぱさはほのかに感じられる程度です。
独特な食感が病みつきになり、パクパクと食べてしまいます。

春先に芽吹いた生命力あふれる山菜はアクが強いので少量で食べるのを我慢した方が良さそうです。
タケノコも大好きなので大量に食べてしまいますが、次の日に顔にブツブツと吹き出物が出ちゃったりしてね。

まだワラビが残っています。
こちらもアクを抜いて下処理をしないと食べられません。
ワラビは重曹を使います。
うまくアク抜きが出来れば良いのですが・・。

春の訪れと共にいただく山菜。
春の息吹を自分の身体に取り込みたいと思います。

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